●はじめに
皆さんも幼い頃一度は触れたことのあるおもちゃが積み木ではないでしょうか?
積み木遊びには高い知育効果があり、子どもへの教育にとても良いとされています。
積み木は「万能の知育玩具」、そして「知育玩具の元祖」などとも言われる位、知育に役立つおもちゃとして愛されています。前述の通り、積み木遊びには心と身体の成長に欠かすことのできない力を鍛える効果があり、その効果を狙って多くの保育園や幼児教室でも取り入れられるほど人気の遊びなのです。今回はそんな万能なおもちゃである積み木の知育、育脳効果をご紹介します。積み木は、これから積み木を買い与えようと思っている方には勿論、出産祝いや誕生日プレゼントにも高い人気があるので、その効果をしっかりと知るきっかけにも是非参考にしてみて下さい。
●積み木遊びに期待できる知育効果
ここでは、具体的に積み木にはどの様な知育・育脳効果があるのかをご紹介していきます。
①想像力・創造力・表現力の向上
積み木単体だと、それはただのブロックでしかありませんが、他のものに見立てるなど、想像力を駆使して遊ぶ必要があります。また、ゼロから自分で考えて作品を作り出す創造力も、積み木遊びには欠かせません。自分でイメージした通りのものを形にするという作業を通して、自身の考えや感情を他者に伝えるための表現力も鍛えてくれるのが積み木の大きな知育効果の一つと言えるでしょう。
②手先の器用さを高める訓練になる
手は第2の脳とも言われていて、指先をよく使うことは脳の発達に大きく関わります。また巧緻性が高まると、ハサミで紙を切る、紙を折るなどの手を使う作業もスムーズになるため、手指を使う学習全般に効果があるでしょう。
③集中力やバランス感覚を養うことができる
積み木は重心がずれないようにバランスを取りながら積み上げていかなければ、高く積み上げることはできません。また積み上げて作品を作るためには、最後まで崩さないようにもしなくてはいけなので集中力が必要になります。積み木遊びに夢中になることは、集中力やバランス感覚が高まっていくことでもあるのです。
④算数の概念を身に付けられる
積み木は積むだけでなく、並べて数を数えるという遊び方も可能です。「2個の積み木と3個の積み木を合わせると5個になる」などの数学的な現象をからだを使って学ぶことで、自然と算数の基礎である四則演算の概念が身につくでしょう。
●最後に
積み木の知育効果や育脳効果が高いことをお分かりいただけたでしょうか?
先ほどご紹介した以外にも、『コミュニケーション能力の向上』、『自己肯定感を高められる』、『空間認識能力が身につく』など様々な効果が期待できます。積み木の遊び方に「正解」というものはありません。何よりも大切なことは、子どもが積み木を「楽しい」と感じながら遊べることです。子どもが遊んでいる様子などから、どんな積み木、遊び方に興味を持っているのかを探りながら、子どもにあった積み木を使って遊んでみて下さい。