はじめに
皆さんは子どものころに、雪を見たときのことを覚えていますか?
冷たくて、手のひらに乗せればすぐに溶けてしまうけれど、踏みしめればきゅっと心地の良い音が。握れば固まり、凍ったところではツルツルと滑ってしまう…こんな新鮮で不思議な体験ができるのは、寒い冬の間だけです。
触り心地を楽しんだり、定番の雪だるまを作ったり。一面真っ白な雪景色を見れば、子どもたちは大喜びするでしょう。
実は「雪遊び」は、子どもたちのや体や心を成長させてくれることをご存じですか?
雪遊びが子どもの体と心に与える効果と雪遊びアイデアをいくつかご紹介します。
雪遊びが子どもの体に与えるメリット
①バランス感覚が身につく
②心肺機能を発達させる
③普段使わない筋肉を使うことができる
雪が積もった地面では気を付けて歩かなければ、バランスを失い、滑って転んだりしてしまいます。雪遊びをすることで体幹が鍛えられ、バランス感覚や、状況判断力・瞬発力などが養われるのです。
雪遊びが子どもの心に与えるメリット
①想像力が養われる
②表現力が豊かになる
③言葉の習得や言語表現力の向上が期待できる
④さまざまな刺激に触れ、感性が豊かになる
一面に広がる雪を見て何をして遊ぼうか、何を作ろうかイメージを膨らませることで、子どもたちの想像力の発達につながるでしょう。また、例えば雪だるまを作るときに、自然の物で何を使って目や口、手に見立てるか等、考えて工夫を凝らすことで表現する力を養ってくれます。
加えて、友だちと協力してひとつのものを作り上げれば、協調性を身につけたり言葉が発達したりする効果も期待きます。
雪遊びのアイデア5選
①ソリ滑り
雪で坂道を作りソリで滑り降りる遊びは、スピード感やスリルが味わえます。子どもたちも夢中で遊んでくれるはず。
市販のソリが無くでも大丈夫。ダンボールを入れた米袋にハンドルとなるひもを付ければ、安くて簡単に手作りできます。
②雪だるまづくり
雪遊びの大定番の雪だるまづくり。お友達と作っても、親子で作っても楽しめます。
どこまで大きく作れるか、どんな材料で腕や顔のパーツを作るか、体と頭のバランスをどうするかなど、イメージを膨らませてワクワクしながら遊ぶことが出来るでしょう。
③雪合戦
雪合戦は大勢でワイワイと楽しめる運動遊びです。ルールは様々で、チームに分かれて勝ち負けを争うこともできますし、キャッチボールのように投げた雪を取り合ったりしても楽しめます。
④雪落とし
遊具や手すり、樹木などに降り積もった雪を「ドサッ」と落とすだけでも、子どもたちには新鮮な体験。ワクワクしながら、目や耳、肌で雪を楽しむことができるでしょう。
小さな子でも簡単に楽しめるのでおすすめです。
⑤宝探しゲーム
雪の中にカラーボールやおもちゃ、お菓子といった「お宝」を埋めて隠し、みんなで探すゲームです。ロープや色水などを使って囲って、宝のある範囲がわかるようにしておくと良いでしょう。
いくつか「ハズレ」の宝を埋めておくと、一層盛り上がります。
さいごに
子どもと遊びたい雪遊びのアイデアは見つかりましたか?どれも子どもならワクワクする遊びばかりです。
子ども一人でも遊べるものもありますが、せっかくなら大人も一緒に楽しく遊んで、コミュニケーションをとったり、お友達と遊んで協調性を身につけるきっかけにするのもおすすめ。
この時期にしかできない季節の遊びを通して、学びを得ながら楽しい時間を過ごしてみてはいかがですか?