楽しく育脳♪手あそび歌の効果

 

はじめに

手あそび歌は誰もが幼い頃、一度は経験のある遊びではないでしょうか?
特別な場所やツールも要らない手あそび歌は、子どもにとって、コミュニケーションに欠かせない大切な手段の一つです。

例えば、外出中の待ち時間、電車やバスに乗っている間の時間の良い時間つぶしになりますし、1人でできるものもあるので、子どもが手あそび歌で遊んでくれていたおかげで、集中して家事が捗ったという経験がある保護者もいるかもしれません。

そんな手あそび歌は、子どもが楽しむことだけが目的ではなく、その歌や動きにさまざまな教育効果があると言われています。歌いながら手を動かす行為は、幼い子どもにとっては複雑な動きになる為、脳への刺激も大きいのです。

今回は、手あそび歌が実際にどのような知育効果、教育効果をもたらすのかを詳しくご紹介していきます。

 

 

手あそび歌の効果とは?

①リズム感がつき反射機能が高まる

手遊び歌に使われる歌は、繰り返しが多いものや覚えやすいリズムものなど種類も豊富です。
楽しく歌っているうちに子どものリズム感は養われ、手指や体をリズムに合わせて動かせる反射機能が鍛えられます。

②指先からの刺激により、脳が活性化する

手指は「第二の脳」と言われるように、刺激を与えると脳の発達を促すことができる大切な身体のパーツです。
手あそび歌で動かす指の動作は、左右いずれもバランスよく動かすものが多いため、右脳と左脳の両方の活性化に大きな効果があるでしょう。

③指先が器用になる

手を握ってグーにしたり、開いてパーにすることを繰り返す初歩的な手あそび歌もあれば、左右の手を別々に動かして2人以上で遊ぶような複雑なものまで、昨今では多くの手あそび歌があります。子どもの成長、発達に合わせて遊べば、徐々に複雑な動きもできるようになり、手先の器用さを高めることにもつながります。

④精神の安定につながる

手あそび歌でスキンシップを取ることで、「愛情ホルモン」と呼ばれるオキシトシンという物質が脳内で分泌されます。このオキシトシンは、情緒を安定させてくれるホルモンで、安心感ももたらしてくれるのです。
これについては子どもだけに言えることではなく、保護者にとっても当てはまる効果でしょう。積極的に触れ合うことで、相互の信頼関係をふかめていきましょう。

⑤知育効果が見込める

手あそび歌は記憶力の向上に効果があると言われています。
手あそび歌は、子どもにも分かりやすくて覚えやすい歌詞やフレーズが特徴の為、ものや人の名前を覚えることができ、記憶力や認識する力が高まるのです。そして、日常生活では歌に登場した身近なものに興味を持つなど、子どもの好奇心を刺激してくれます。

 

さいごに

いかがでしたでしょうか?
手あそび歌は、道具も必要ありませんし、場所も選ばずいつでも楽しむことができます。
何曲かバリエーションがあると、一つに飽きてしまってもまた別なものを楽しみながら知育効果を高めることができます。

最近では、手あそび歌の動画を独自に投稿している保育園や幼稚園、行政機関の子育てサイトも増えています。このような動画サイトを参考にして、毎日楽しくて遊び歌をしながら、子どもの知育・育脳効果を高めてみませんか?