春の読み聞かせにおススメの絵本

出典:Gakken

 

子どもの知育に欠かせないのが、絵本の読み聞かせ

絵本の読み聞かせの時間を設けている保育園や幼稚園はたくさんあり、ベビーシッターさんたちの子守りでも絵本の読み聞かせは定番です。

今回は、ぽかぽかしたお日様がと爽やかな風が心地よい春をテーマにした絵本をご紹介。

おうちでもぜひ親子で春のお話を楽しんでください。

 

はなをくんくん(福音館書店) 作:ルース・クラウス/絵:マーク・シーモント/訳:きじまはじめ

雪深い森の中、動物たちが体を丸めて冬眠中です。ネズミもクマもカタツムリも。

と思ったら突然、みんなが目を覚ましました。そして、鼻をくんくんさせながら走り出して、向かった先にあったのは…。

「くんくん」とうい擬音とともにワクワクした気持ちが盛り上がり、ページをめくるのが楽しくなる作品です。美しい詩のような文章とやさしいタッチの絵で、自然の摂理をわかりやすく伝えています。

 

ちょうちょ(福音館書店) 作:江國香織/絵:松田奈那子

「ちょうちょは せかいを あじわう
そのにおいを いろを かたちを
そのひんやりを みずけを」

満場一致で選ばれたという、「第1回白泉社MOE絵本グランプリ」受賞作。

美術作家の松田奈那子さんの色鮮やかな世界観と、この受賞作に感銘を受けたという直木賞作家の江國香織さんが美しい文章を紡いだ、ぜいたくな絵本となっています。

ページからページへと自由に飛び回るちょうちょが、この世界の広さと美しさを教えてくれるでしょう。

 

たんぽぽ(金の星社) 作・絵:甲斐信枝

春の訪れとともに、恐る恐るつぼみを開いたたんぽぽは、暖かくなるにつれて茎をぐんぐん伸ばしていきます。少しでも陽の光を浴びようと、葉っぱも花も思い切り開きます。

花はやがて綿毛となって空に舞い上がり、見知らぬ土地に根を下ろして…。

身近な春の植物、たんぽぽの一生をドラマチックかつ繊細に表現した絵本。幼い子どもにも自然の尊さや壮大さが伝わるでしょう。

 

おねぼうさんはだあれ?(Gakken) 作:片山令子/絵:あずみ虫

春がきた森で、うさぎのミミちゃんが冬眠から目覚めないお友だちを起こしに行きます。

「おきて おきて もうはるよ」
「おねぼうさんはだあれ?」

だけど、ぐっすり寝ているみんなはなかなか起きてくれません。
野原でひと休みしていたミミちゃんは、なんだか眠たくなってきてウトウト…。

春の訪れを、語り掛けるようなあたたかい文章と、独特のアルミ切り絵で表現した、やさしい作品です。