食育におすすめの絵本

はじめに

子どもを育てていく上で欠かせないものが食事です。
食べることは人間の体と健康を作っていく軸となるものであり、体が丈夫でないと何も始まりませんよね。
栄養バランスの取れた健康的な食事が人間の体を司っていることを幼少期から教えていくことはとても大切です。
今回は子どもへの”食育”についてと、それを楽しく学べるおすすめの絵本をご紹介します。

”食育”とは

日本では、農林水産省と文部科学省でそれぞれ食育の定義付けがされています。
農林水産省では『生きる上での基本であり、知育・徳育・体育の基礎となるもの』、文部科学省では『子どもたちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身につけること』となっています。
簡単に言うならば、食育とは生活の基礎となる基本的な食事について学ぶ教育のことと言えるでしょう。

”食育”を幼少期から学ぶメリット

小学校では給食を通して食育を学ぶことができますが、最近では未就学児から食育行い、その重要性を理解させようと教育を始める親も少なくありません。
それは幼い頃に身についた食習慣や考え方を大人になってから変えていくことが難しいからです。
実際、自分自身や周囲には、幼い頃の自分の食生活、食習慣が大人になっても染み付いている人がほとんどではないでしょうか。
未就学児の頃から正しい知識や教育を受ければ、好き嫌いなく、健康的な体を作る大きな手助けになると言えるでしょう。

 ”食育”におすすめの絵本3選

こちらでは、特にお勧めの食育に役立つ子ども向け絵本を3冊ご紹介致します。

Ⅰ.『いただきまあす』

こちらの絵本は、くまさんが主人公の絵本です。
四苦八苦しながら食事をする姿が描かれており、これを読む子どもは”自分はどんな姿で食べているかな?”と考えることができます。
また、この絵本を通して食事への感謝や食事マナーを学ぶことができる楽しい絵本となっています。

 

Ⅱ.『やさい もぐもぐ』

小さい頃、読んでいる絵本に描かれている食べ物を食べたいと思った経験はありませんか?
この絵本はそんな気持ちを彷彿とさせる色鮮やかな野菜たちがたくさん登場します。
また、絵本の中の食べ物をつまんで、あーんと実際に楽しむことのできる絵本となっており、子どもが夢中になれる仕組みになっています。

 

Ⅲ.『しんでくれた』

絵本のタイトルだけ見るとドキッとするのではないでしょうか。
しかし、この絵本はとても大切なことを教えてくれます。
有名な詩人である谷川俊太郎が作者となっており、「はんばーぐのためにしんでくれたうし」を通して、命をいただくとは何かを詩ったものが作品のベースとなっています。
生き物として生まれた以上は、生き物を殺し、食べていいかなければ生きていけない、その命を輝かせることができないと言う真実を、力強い絵と一緒に伝えてくれます。

最後に

いかがでしたでしょうか。
食育を幼少期から楽しく身につけることができる絵本はまだまだたくさんあります。
せっかくの機会ですので、お父さん、お母さんが良いと思った絵本も読み聞かせし、実践てみることをお勧めします。
楽しく食について学んで丈夫な体と知識を育みましょう。