クリスマスが近づくと、街も家の中も少しわくわくした空気になります。そんな季節にぴったりなのが、親子で楽しめるクリスマス絵本。読み聞かせの時間も、特別な思い出に。
乳児さんから年長さんまで楽しめる、人気のクリスマス絵本を選んでご紹介します。
0〜2歳におススメ
『きらきら』
作：新井洋行（えほんの社）
雪や光をテーマにした、言葉少なめ・やさしい色合いの絵本。ページをめくるごとに「きらきら」「ふわふわ」などの擬音語が楽しく、まだ言葉が少ない時期のお子さまでも、見ているだけで楽しめる一冊です。
読み聞かせのときは、声のトーンに変化をつけると、表情に変化が出て楽しんでもらえるはず。
『まどから おくりもの』
作：五味太郎（偕成社）
窓がくりぬかれた仕掛け絵本。
「サンタさんは誰に届けるのかな？」とめくるたびにワクワクが止まりません。
小さな子でも楽しめて、クリスマスの“待つ楽しさ”を感じられる絵本です。
3〜4歳におススメ
『100にんのサンタクロース』
作：谷口智則（文溪堂）
サンタさんが100人!?
寝る準備、プレゼントの準備…それぞれ個性あふれるサンタさんたちがとにかく可愛い。
「このサンタさんは何してる？」と、親子で会話が生まれる絵本です。
『ぐりとぐらのおきゃくさま』
作：中川李枝子／山脇百合子（福音館書店）
雪の日におうちで準備するあたたかい時間が丁寧に描かれています。
子どもたちはもちろん、大人が読んでもほっと心があたたまる、冬の定番絵本です。
5歳〜小学生におススメ
『サンタクロースっているんでしょうか？』
文：ニューヨーク・サン新聞社／絵：東逸子（偕成社）
有名な「サンタクロースはいますか？」という少女の質問に答えた社説を絵本化したもの。
幻想的なイラストと、まっすぐなメッセージが心に残ります。
「信じる気持ち」についてお話したくなる夜になるでしょう。
『クリスマスのふしぎなはこ』
作：長谷川摂子／絵：斎藤隆夫（福音館書店）
クリスマスプレゼントを待つ子どものワクワクを、やさしく描いた作品。
「サンタさんは来るのかな？」という気持ちに寄り添ってくれるので、クリスマス前の読み聞かせにぴったりです。
絵本を読むときのポイント
絵本は「読む」ことだけが目的ではなく、親子で一緒に感じる時間が何よりの宝物です。
・夜、寝る前の落ち着いた時間に
・読み終えたら「どこが好きだった？」と一言感想を
・同じ本を何度読んでも大歓迎
・去年読んだクリスマス絵本をもう一度読むのもおススメ
