●はじめに
皆さんは幼少期に、親にどんな絵本を読んでもらいましたか?
最近は「ブックスタート」という活動が広がっており、自治体から0歳児に絵本を無料配布してくれることも増えてきている中で、絵本の種類も年々幅広くなってきています。
夢生歌詞から絵本の読み聞かせは子どもの成長に欠かせないものとして大切と言われていますが、どうして大切なのでしょうか。それは、特に5つの効果が期待できるからです。まず、親子のコミュニケーションのきっかけになるということです。小さな子どものうちから、親とスキンシップをたくさんとり、コミュニケーションをとることは、子どもの健やかな心の成長に欠かせません。また、 美しい絵に触れることで感性が豊かになる効果も期待できます。そして、絵本を通じて様々な世界に触れることで、子どもの知的好奇心が刺激されますし、絵本に登場する人物絵風景などの場面を想像することで、想像力が育ちます。言葉の表現を知ることも、今後必ず必要になる語彙力が育つために大切です。「想像力」は、相手の気持ちを想像し、理解するために必要で、コミュニケーション力にも紐づいてきますし、「語彙力」は、自分の気持ちはもちろん、相手の気持ちを考え、豊かに表現するために欠かせません。時にまだ小さな0歳児や1歳児は、親が絵本をゆっくり読み聞かせてあげることで、子どもの語彙力やミュニケーション能力を育てることに大きな効果があります。
今回は、まだ字が読めない幼い1歳児でも楽しめるおすすめの『しかけ絵本』をいくつかご紹介していきます。
●1歳児に最適なしかけ絵本
Ⅰ.『いないいないばああそび』
赤ちゃんへの王道のあやし言葉「いないいないばあ」の言葉を使ったしかけ絵本はたくさんありますが、きむらゆういちさん作のこの絵本は、ダイナミックなイラストが楽しい一冊となっており、特に1歳児に読んでほしい作品になっています。犬やネコ、鳥、怪獣など様々な生き物が全身で「いないいないばあ!」をしますが、イラストもっはっきりしていてとても分かりやすい絵なので1歳児にも伝わりやすいと思います。最後はしかけも二重になっており、子どもを飽きさせない工夫が伝わってきます。
Ⅱ.『しろくまのパンツ』
パンツを失くしたしろくまさんがネズミさんと一緒に探しに行く物語です。いろいろな柄のパンツがくりぬかれた状態で見えており、ページをめくると誰のパンツなのか分かるしかけです。お馬さんやブタさん、ちょうちょさんと個性的なパンツをはいたキャラクターが次々に登場します。最後は思いもしない展開が待っていますので是非読んでみて下さい。
Ⅲ.『れいぞうこ』
冷蔵庫をテーマにしたユニークな絵本となっており、表紙そのものが冷蔵庫のデザインになっています。冷蔵庫のドアを開ける(ページをめくる)と子どもの大好物がいっぱい登場します。親が食べるマネをしたら子どもも一緒にモグモグしたりと、面白い遊びができますし、「いただきます!」や「はい、どうぞ!」などとといったやりとりができるので、子どもはもちろん、親も一緒に参加してコミュニケーションをとりながら楽しめるのでお勧めです。厚手のボードブックで破れにくく、またコンパクトサイズなのでお出かけの際にも便利な1冊です。
●最後に
いかがでしたでしょうか。
どれも色鮮やかで、子どもも楽しめるしかけが沢山詰まった絵本ばかりでした。
絵本の読み聞かせは習慣化することで子どもの今後の教育や、知育、育脳にも効果的ですので、是非様々なしかけ絵本で子どもの健やかな成長をサポートしていきましょう。