我が子にはよい環境を整え、秘める可能性を引き出し伸ばしてあげたいと思うのが親心。
音楽が様々な能力を引き出す力があることは証明されていますが、それは言葉の発達にも影響があるのでしょうか。
聞こえる音を貯金する
生まれたばかりの赤ちゃんでも音楽の才能は持っています。それは泣くこと。
泣き声は、高音低音、長い音や短い音を組み合わることで、その子だけの泣き声が作られます。
笑い声も同じですね。周りから耳にしたことを自分の中に貯金して、自分からも音を発信していくのです。
その中で、いくつもの音を組み合わせたものが言葉として発声されていきます。
より多くの音や言葉を聞くことで、自分では言葉を発している自覚がない頃から、真似して音を組み合わせ繰り返し声に出していくようになります。
その過程の中で、同じ音楽を繰り返し聞くことは、その曲の中で出てくる言葉を何度も聞くことにも繋がり、より音の組み合わせを発しやすい状況に導いてくれるのでしょう。
音楽と言語
音楽は日本語以外の言語の学習能力の向上にも繋がる可能性があると言われています。
英語や日本語にはそれぞれ独特の響きがありますが、それを聞き分けられるのは9歳くらいまでで、
それを過ぎると音を正しく聞き分けられなくなるため、ネイティブとして言葉を習得するのが難しくなるそうです。
子どもは親など周りにいる人が喋る声を聞いて、真似することによって言葉を覚えていきます。
ことばを理解する前から、例えば日本語と英語両方の音楽を聞いて育つと、自然と言語を認識し発声することが考えられますよね。
家族の声が一番
育脳に多いとされるクラシックや子ども向けの音楽はたくさんありますが、特に赤ちゃんに一番効果があるのは、お父さんお母さんが歌ったりハミングしたりして、直接の声で音楽を聞かせてあげることです。
お腹の中にいるときから親しんでいる親の声が赤ちゃんにとって一番の音楽なのです。
もちろん、CDを聞かせるもの脳の発達には効果があるのでおススメですが、同時に、家族で声の音楽を届けてあげてください。
まとめ
このように、楽しみながら音や音楽に触れ合うことが一番なのです。
小さな頃から音や音楽を聞くことは、言葉の習得に繋がりまので、積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。