乳幼児をお持ちのパパ・ママなら、「妊娠中からお腹の赤ちゃんにクラシック音楽を聞かせると良い」とか「クラシックを聞くと頭が良くなる」なんて話を、1度は聞いたことがあるでしょう。
今回は、そんなクラシック音楽が乳幼児に与える影響についてご案内。おススメの曲と一緒にお伝えします。
音楽教育に力を入れたいご家庭ではもちろん、保育園や幼稚園、ベビーシッターといったプロの皆さんもぜひクラシックを保育に取り入れてください。
乳幼児にクラシックを聞かせるメリット
子どもにとってクラシック音楽は、以下のような効果が期待できます。
音感・リズム感が良くなる
音程が理解できない赤ちゃんのうちからクラシックを耳にしておくことで、大きくなってから楽器を始めたりするときに音程がつかみやすいと言われています。また同様に、リズム感も自然と身につきます。
将来、わが子に楽器を習わせようと考えている場合は利用したい効果ですね。
リラックス効果
クラシック音楽を聴くと、大人もゆったりとした気分を感じられると思いますが、これは幼い子どもであっても同じ。
赤ちゃんが寝る前や寝かしつけるときに、クラシックを聞かせると良いでしょう。
感受性が豊かになる
音楽を聴くことで、右脳は感性や直感などを司っている右脳が発達すると言われています。
これはクラシックに限った話ではないので、自然と感受性を養うためにも、小さいころからいろいろな音楽を聞かせることをおススメします。
クラシックおすすめ5曲
ここからは、おすすめの楽曲をご紹介。有名な曲ばかりなので、YouTubeやCDで他のいろんなバージョンと聞き比べてみるのも、楽しいでしょう。
メヌエット / ボッケリーニ
バッハやヘンデルなど、「メヌエット」は他にもありますが、ボッケリーニ作曲のこれは定番曲のひとつです。軽快なテンポが心地よく、それでいて優雅さの感じられる傑作。
G線上のアリア / バッハ
タイトルはバイオリンの4本ある弦のうちの最低音の弦(G線)のみで演奏できることに由来しています。ゆったりと落ち着いた曲調は赤ちゃんの寝かしつけにもぴったり。
きらきら星変奏曲 / モーツァルト
保育園や幼稚園のお遊戯でも定番の「きらきら星」。子どもも知ってるメロディがどんどん変化していく過程を、親子で楽しみましょう。
春(「四季」より) / ヴィヴァルディ
「春」「夏」「秋」「冬」の4つの協奏曲から構成されているヴィヴァルディの「四季」。中でも最も有名な「春」は、あたたかな春の陽気を連想させる、明るく楽し気な雰囲気となっています。
アイネ・クライネ・ナハトムジーク / モーツァルト
モーツァルトの中でも、最も有名な楽曲のひとつ。「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」とは、「ひとつの小さな夜の音楽」という意味のドイツ語です。