はじめに
皆さんは子どもの力を伸ばすことと考えると、知育教育を思い浮かべる方も多いでしょう。しかしそれよりも今懸念されているのは、日常生活の中で人とふれあいながら、様々なことを体験できる場が少なくなってきていることです。
日常生活は体験学習の宝庫。お料理やお菓子づくりは、特に楽しみながら子どもの成長に欠かせない多くの力を伸ばしてくれるのです。親子で一緒にお菓子づくりをする経験を通して集中力、観察力、発見する力、探究心、創造力など、数え切れない沢山の力が育まれます。
最初から難しいことをする必要はなく、最後までずっと集中が続かないといけないということもありません。言ってしまえば、準備や片付けも立派な料理やお手伝いの一環ですから、無理のない範囲で子どもが楽しめる状況を演出してあげることで、子どもが進んで食育を学べる場を作りましょう。
親子で作るかんたん冬スイーツ
①アップルパイ
冬の定番のフルーツと言えばリンゴですよね。
リンゴはそのまま食べてももちろんおいしいですが、リンゴのスイーツで真っ先に思い浮かぶのはアップルパイではないでしょうか。自宅にあるオーブントースターを使えば、簡単にサクサクのアップルパイを作ることができます。
また、コツとしては、リンゴをのせる前にパイ生地へ卵黄を塗ると、ツヤが出てより一層おいしそうに仕上がりますよ。
②かぼちゃのおしるこ
寒い時期の定番お野菜のかぼちゃでおしるこを作ってみるのはいかがでしょうか?
おしるこは、まだ小さい子どもにはすこし甘すぎるのでは?と心配な保護者の方もいらっしゃるかもしれませんが、そんな時は、このかぼちゃを使えば優しい甘さのおしるこを作ることができます。
寒いこの時期にほっと一息つけるのでオススメです。
③ホットヨーグルト
ヨーグルトには乳酸菌が多く含まれており、健康にも美容にも良いといわれていますよね。寒いこの冬には、一手間加えて、ホットで楽しむのはいかがでしょうか?
ただ、ヨーグルトに含まれている乳酸菌は熱には弱いので、過熱をしすぎないように注意しましょう。人肌くらいの温かさでお召し上がり頂くのが目安となっております。
また、コツとしては、加熱するときに水を少し加えることで、ヨーグルトが分離しにくくなり、より一層おいしく食べられますよ。
さいごに
親子でのスイーツ作りの思い出は、子どもたちにとって一生の宝物に。一緒に作る楽しさ、食べ物を大切にする心、盛り付けや片づけ、食事のマナー、食の知識など、子どもたちは食に関する多くの事を学び成長することができるでしょう。
もちろん、毎日一緒にお菓子作りをするのは、特に遅くまで働くパパ・ママには難しいこと。
ふだんは家事代行サービスなどを上手に利用して、そのぶん週末は子どもとじっくり向き合ってあげてください。