●はじめに
食べ物の好き嫌いは殆どのご家庭が一度は通る道ではないでしょうか。せっかく子どもの為に作ったのにと内心落ち込んでしまうお父さんやお母さんも少なくないと思います。子どもの成長のためにも、好き嫌いせず色々な食べ物を食べられるようになってもらうためにも、今回は好き嫌いに直面した際に気をつけたい保護者の対応と、克服法をご紹介していきます。
●好き嫌いに直面したら保護者が気をつけるべきこと
まず一番に気をつけるべきことは、食べない子どもに対して怒ったり、無理に食べさせることです。食事の最中に、親に監視されるような目で見られたり、なんで食べないのか、残さず全て食べなさいなどと怒られては美味しく食べることはできません。また、〇〇を買ってあげない、〇〇には行かないよと罰を与えることも同じです。
また、無理矢理食べさせることも避けましょう。保護者の皆さんは子どもの栄養バランスを考えて全て食べるようにと言いますが、子どもにとって食事の時間が苦痛な時間になってしまっては、苦手な食べ物もますます嫌いになってしまう可能性があります。食事の時間が楽しくなければ子どもも好き嫌いに向き合ってはくれないでしょう。
次に、好きなものと代用することも避けましょう。用意してもきっと食べてくれないからと、子どもが喜ぶ食べ物ばかりを与えてしまう保護者もいますが、余計に嫌いな物は克服しなくても好きなものだけ食べれば良いと、食べてみることをやめてしまう可能性があります。
そして、決めつけもしないようにしましょう。うちの子は〇〇が嫌いだから、どうせ食べないからと決めつけてしまう保護者もいます。
そうではなく、別な機械に一緒にまた挑戦してみようねなどと、克服する機会を無理なく作ってあげることも大切です。
●好き嫌いの克服法
子どもが好き嫌いに直面したら、それを克服するヒントを実践してみましょう。自分で食べられる年齢の子どもには、食べものを手で持ったり、お箸やフォークで一口に食べられるようにしてみましょう。また、形をハートや星にしてみたり、模様をつけたり顔を描いてみると興味を持ってくれるかもしれません。また、子どもによっては、カレーなど、濃いめの味付けのどんぶりものにして混ぜると食べられるという子どももいます。調理方法と変えてみることも効果的かもしれません。そして何より一緒に笑顔で楽しい雰囲気で食事をすることが大切です。
●最後に
いかがでしたでしょうか。好き嫌いは誰でも経験することです。だからこそ、それに直面した時にどう対処するのか、嫌いなままにせず克服できる機会と環境を作ってあげることが大切です。まずは子どもに食事は楽しいものだと理解して、少しずつ克服のチャンスを作り、実践していくようにしましょう。