何歳から?選び方は?「三輪車デビュー」について

●はじめに

子どもにとって身近な乗り物である三輪車は、子どもの成長にどのようなメリットがあるか皆さんご存知でしょうか?
三輪車は子どもの運動能力を高める動きが含まれていて、身体機能を急成長させている幼児期にとても良い経験になります。『体幹やバランス感覚、筋力がつく』ことや、『自転車への移行がスムーズにできる』など様々です。このように子どもの成長に三輪車を取り入れるのは効果的と言えるでしょう。今回は三輪車はいつからいつまでの年齢の子どもが楽しめるのか、また、何をポイントとして購入するといいのかを詳しくご紹介していきます。

 

●「三輪車デビュー」は何歳がおすすめ?

子どもにいつから三輪車を買い与えようか悩む保護者も少なくありません。しかし、結論から言うと、三輪車は漕いで移動を楽しむものですが、子どもが座った体勢をキープできるようになれば、何歳からでも問題はありません。
対象年齢や月齢が低いものだと、生後10か月ごろから使用できる三輪車も多くあります。年齢や月齢が低い時期に大切な機能は、身体を固定するベルトや左右の転落を防ぐアームレストや、ペダルが固定できるかどうかも確認しましょう。押し棒で大人が運転すれば、自走はまだできなくても、乗って移動する楽しさを感じられます。また、商品によっては、ペダルを固定し足置き代わりにするものや、取り外しも可能な足置きステップが付属しているものまであります。
そして、散歩が楽しめるようになってきた子どもには、三輪車をベビーカー代わりにする使い方もおすすめです。ベビーカーとは異なる乗り心地に、子どもも楽しんでくれるでしょう。

 

●三輪車の選び方

①デザイン性の高いもの

デザイン性が高いと言えば2つに分かれます。まずは、子ども自身が知っている、もしくは好きなキャラクターの三輪車です。子どもの好きなキャラクターのものを選べば掴みは完璧ですし、『乗ってみよう!』という子どもの気持ちも沸くでしょう。キャラクターのデザインになっている三輪車は、ポップでカラフルなものが多いので、子どもがお出かけするときの気持ちを挙げてくれます。

 

②ロングユースができるもの

『長い期間使用できる』ことは、買い与える保護者にとっても、三輪車選びの大切なポイントになりますよね。例えば、押し棒が取り外し可能なものですと、大人の手助けなしに自分で運転できる3歳ごろまで使用できます。また、小さな子どもでも安全に乗れるようにベルトがついているデザインのものなら、1歳前後から乗ることがかのうです。子どもの成長は一人ひとり違うので、状況や年齢に合わせて三輪車の機能を変更できるものは、ロングユースしやすいでしょう。頻繁に買い替えるものではないからこそ、一台を長い目でみて大切に乗らせたい方には、こうした『ロングユース』ができる目線で選ぶのもおすすめです。

 

③二輪車を選んでみる

最近では三輪車の販売店に、二輪車も並ぶことが増えてきました。二輪車のなかでも人気が高いのは超軽量のストライダーで、一度は聞いたことや目にしたことのある保護者も多いのではないでしょうか?三輪車との違いは、ペダルがなく、両足を地につけて蹴りだすように漕ぐキックタイプということです。二輪車のメリットは、左右のバランス感覚が身に付きやすいことです。『ペダルを漕ぐ』という動作がない分、1歳半ごろから自走して遊ぶことができます。三輪車の代わりに初めての乗り物として選ぶ方も多くなってきた商品です。ストライダーだけでなく、様々なメーカーがこの二輪車を販売しており、『押し棒がないとまだ不安』という保護者の方には、押し棒のついた二輪車もありますので、選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか?より高い運動神経の発達を期待したい方にお勧めです。

 

●最後に

いかがでしたか?自分のお子さんに買ってあげたい三輪車のイメージは湧きましたか?
運動神経が急上昇する幼少期に、健康的な身体の発達をサポートしてくれる三輪車は子どもにとってとてもよい経験になります。そして何より、子どもは乗りものが大好きです。楽しく、日常的に乗れることが、結果的に子どもの心身の発達に期待できるのです。三輪車が「自分で操作できる初めての乗り物」になる子どもも多いでしょう。大人も子ども、愛着を持って楽しく乗れる三輪車を選んでみてはいかがでしょうか?