「地頭がいい」子の特徴と伸ばし方

「うちの子、地頭はよさそうなんだけど…」
「そもそも“地頭がいい”ってどういうこと?」
そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
最近、受験や教育の世界でも注目されているのが「地頭(じあたま)」という言葉。これは単なる学力ではなく、考える力・応用力・理解力などの頭の使い方のベースを指します。
今回は、地頭のいい子に見られる特徴と、その力を家庭で伸ばす方法をご紹介します。

 

地頭のいい子ってどんな子?

「テストの点数がいい」「計算が早い」だけが地頭の良さではありません。
地頭のいい子には、次のような共通点が見られます。

◎ 観察力がある
周りの人や物に興味をもち、「なぜ?」「どうして?」と気づく力がある子。

◎ 応用力・柔軟性が高い
一度覚えたことを、別の場面でも活かせるのが地頭の良さ。ルールや理屈を理解して使いこなす力があります。

◎ 会話の理解力・表現力がある
質問に対して、自分の考えを筋道立てて話せる、相手の話の意図をくみ取れるといった力も大切です。

◎ 試行錯誤を楽しめる
失敗してもへこたれず、「なんでうまくいかなかったんだろう?」と自分で考え直す力があります。

 

地頭を育てるために大切な3つのポイント

1.「考える習慣」を育てる

答えをすぐに教えるのではなく、「どう思う?」「なんでそうなったと思う?」と問いかけて、思考のきっかけを与えるようにしましょう。
親が答えを出すより、子どもが自分で考えるプロセスを大切に。

2. 興味を深堀りするサポートを

子どもが興味を持ったことを、一緒に調べたり体験させたりすることで、学びが深くなります。
図鑑・実験・外遊び・工作など、五感を使う体験も効果的。

3.「失敗しても大丈夫」な環境づくり

間違えることや失敗することを責めず、「挑戦してみたことがすごいね」と声をかけてあげましょう。
自己肯定感が育つと、挑戦する力=思考力につながります。

 

おうちでできる!地頭を伸ばす習慣アイデア

・毎日の会話に「なぜ?どうして?」を取り入れる
・一緒に料理や買い物をしながら“考える場面”をつくる
・図鑑や地図、パズルや積み木など“考える遊び”を取り入れる
・子どもの疑問に「一緒に調べよう」と興味を広げる
・感想を言い合う絵本タイムや“なんでも質問タイム”を設ける