育脳朝ごはんのコツ

子どもの脳を育てるのに食事が大切なことは良く言われています。
特に朝食は一日のスタートに欠かせないものです。

育脳のための朝ごはん

ブドウ糖を中心にバランスよく摂ることが大切です。
また、脳は60%が脂肪、残りがたんぱく質で作られていますので、「糖質・脂肪・たんぱく質」を意識して朝ごはんを作れば良いのです。
脂肪は、アジなどの青魚やエゴマ油などの良質な油、ナッツなどから摂るのがおススメです。
魚は、缶詰の他に魚肉ソーセージやはんぺんなどの練り物でも大丈夫ですので、子どもが食べられる物を使いましょう。
また、たんぱく質は納豆などの豆製品や卵、牛乳やヨーグルトなどの乳製品が良いでしょう。

始めのうちは、食べ慣れた身近な食材を使い、子どもに「朝ごはんを食べさせる習慣」をつけることが大切です。
今まであまり食べなかった子どもには、いきなりこの1食分の量を食べるのは難しいかもしれませんので、食べられる量からスタートし徐々に増やしていくようにしてください。

身近にあるものから

時間がない時でもすぐ食べられるシリアルは、脳のエネルギーの基になる糖質だけでなく、食物繊維がたっぷり含まれています。
また、糖質は食物繊維を一緒に摂ることで脳にゆっくり吸収されるため、集中力を持続させる効果があります。

日本人が毎日食べているお米は、糖質の他に、食物繊維やビタミン、ミネラルを含む優秀な食材です。
もしも、ダイエットを気にしている子ならば、ごはんに雑穀を混ぜることで低GI料理になりますので試してみてください。
脳を構成するためには欠かせない必須脂肪酸のDHA・EPAがたっぷり含まれている、シシャモなどの青魚も積極的に摂りましょう。
この必須脂肪酸は体内では作れないので、食事から補うしかないのです。
卵は脳の記憶力を高めますし、納豆は脳を活性化させるナトウキナーゼが含まれていますので、定番ですが是非取り入れたいですね。
時間がないときは、卵かけごはんにアマニ油をかけたものとヨーグルトだけでも十分な朝食になります。

まずは食べることから

脳や体に良いとわかっていても、準備が大変だったり子どもが食べてくれなかったり、悩みはあるでしょう。
まずは、朝ごはんを楽しく食べることが大切です。
可能な限り朝は家族で食卓を囲み、親子のコミュニケーションの時間にできると良いでしょう。