年齢別の育脳保育/4歳

4歳は自分でやれることがグッと増える年齢。
子どもがやりたいことはダメとは言わず、可能な限り積極的に取り組んであげたいですね。
また、言葉も達者になってくる上に何を言っても反抗するイヤイヤな時期。
そんな時は、一緒に絵本を読むなどして、親子とのコミュニケーションを図り乗り越えましょう。

「4歳児の壁」

反抗期と言われる4歳。
今までにスムーズに保育を行えていた子どもでも急に反抗期を迎え、何をするにもうまくいかない時期にあたります。
それは、自我が育ってくることで、自分の考えや興味、気持ちのまま動きたいからです。

そんなちょっと大変そうな4歳児ですが、優れた個性を育むのに不可欠な独創力が、最高潮を迎える大切な時期でもあります。
私たち周りの大人は、この頃の子どもの特徴を押さえつつ効果的な育脳方法を知ることで、その壁と上手に付き合えるようにしたいですね。

「創造力」

好奇心が強くなり、「ねえ、どうして?」の質問が多くなったり、
ちょっと変わった微笑まっしい考えを口にするなどの様子が見られるようになります。
これは創造力が豊かに育っている証拠でとても喜ばしい成長です。
そんな時は、子どもと一緒に答えを考えてみたり、分からないことを一緒に図鑑を引いたりして調べてみるのが良いでしょう。
実は、これらの力は5歳になるとあっという間に衰えてしまうので、今のうちにたくさん育ててあげてください。

また、読書は新しいことを考えるための土台作りにも効果的ですので、是非取り入れてみてください。
子どもが好きそうな簡単な本から与え初めても良いですし、
読み聞かせを続ける中で、一緒に文字の読みの練習をしても良いかもしれません。

「知的活動を与えるあそび」

初めからでき上がっている興味を引くものより、自分で壊しては作る、新たな造形のできるあそびが適しています。
例えば、レゴブロックやウレタンブロック、積み木は平仮名が書いてあるタイプだと文字の学習も一緒にできますね。

また、カードゲームやなぞった字が浮き出るお習字ボード、日本地図の都道府県パズルなどは、
子どもに達成感を味わせることができますのでおススメです。