言葉や行動が多様化し、考える力も身についてくる2歳。
想像力を活かした遊びや、指先を使う折り紙などのあそびも始めるようになります。
この時期の保育の際には、たくさんの成功体験をさせてあげ、子どもを褒めるだけなく認めてあげてください。
「臨界期」
育脳に重要な、脳のシナプスの生成がピークを迎え「臨界期」に入ります。
親子のスキンシップや、様々な音や匂い、色や形を通し脳に豊かな刺激を与えてあげてください。
言葉が少しずつ豊かになり、簡単な会話をしたりすることはもちろんのこと、誰かの行動やテレビを真似することで言葉も行動も広がり、ますます子育てが楽しくなるでしょう。
楽器やリズム運動、指先を使った細かい作業などは、前頭前野や前頭極に働きかけますので、
おままごと遊びをはじめ、ボタンかけや紐結び遊び、ハサミやパズルなど、家庭でも是非取り入れてみてください。
また文字書きの基礎となる「線を書く」練習を始めるにも最適です。始めのうちは殴り書きのようになってしまっても力強く書けていたら褒めてあげてください。
「運動能力の発達」
今までの、立つ座る、転がるに加え飛び跳ねるといった様々な運動ができるようになります。
好奇心もさらに増すので、天気の良い日は散歩にでかけたくさんの新しい世界を見せてあげてください。
「遊び方の変化」
何にでも興味を示し様々な道具や遊具で、自分から積極的に遊ぶことが多くなります。
今まではお母さんと一緒に遊ぶことが多かった子どもでも、お母さんから離れ少しずつ一人遊びや、
同年代の子どもたちと遊べるようになってきます。
手先がより器用になり、折り紙やお絵描きに集中して真剣に取り組む姿が見られるようにもなりますので、育児に少し余裕が出てくるようになります。
「子どもの自主性にまかせる」
何でもやってみたいのが2歳児です。
学びたい意欲で溢れているので、親は口出ししたい気持ちをグッと抑え思うようにやらせてあげましょう。
この時期は子どもの意欲を満たし、できたらしっかりと褒め、やる気と自信をどんどん育ててあげるよう心掛けることが大切です。