年齢別の育脳保育/1歳

1歳を迎えると、身体をより活発に動かすようになり、脳の働きもますます活発になります。
さらに聞くなどの感覚野が強化、完成する時期でもあります。
言葉や目で意志疎通を図れるようになるのもこの時期ですが、
早い子だと1歳後半からはイヤイヤ期が始まる子もいるかもしれませんが、それも成長と思って大きな心で接しましょう。

「コミュニケーションが取れる」

自我が芽生え始め、言葉を喋るようになるため、少しずつコミュニケーションが取れるようになってきます。
言葉や目で意志疎通を図れるようになるので、お母さんにとっても子育ての楽しさが増えてくる頃でしょう。
家庭での保育でも笑顔を笑い声が絶えないはずです。
子どもの好奇心を刺激するようなものを、生活の中に積極的に取り入れていきたいですね。

「感覚野の強化と完成」

見ることや聞くなどの感覚野が完成し、物事を記憶したり考えたりする回路が育つのもこの頃です。
カラフルで様々な形や質感の遊び道具で遊ぶことで、視覚野や聴覚野、皮膚感覚野などを刺激し、
色彩感覚や形、物の大きさなどの認知能力を高めることができます。
また、親がおもちゃの使い方を見せれば、子どもは真似して同じようにおもちゃで遊ぶようになり、
これをミラーニューロンシステムと言います。
家庭保育では、親子でカラー積み木や、輪投げ、カラフルなボール遊び、
クレヨンでのお絵かきあそびなどを通し、簡単に育脳を取り入れることができます。

「運動能力の発達」

手をつないで一緒に歩いたり、お出かけも楽しい時期なので歩く距離もどんどん長くなっていきます。
形や色の感覚を豊かにする訓練にもなるので、積極的に公園や散歩に連れて行き、たくさんの外の世界を見せ体験させてあげてください。
室内では、大人が手を添えてでんぐり返しをさせたりするあそびで、背中や足腰の筋肉も鍛えていくと良いでしょう。
運動能力が高くなる時期のため、子どもは転がったり歩き回ったり目が離せなくなりますが、
怪我には十分気を付けながら思い切り遊ばせてあげましょう。
また、じっとした遊びをするならば、指先を使うボタンをかけや紐通し遊びもおススメです。