0歳児向け運動遊び

 

山や野原、広い公園などが減少し、遊び道具も多様化している現代っ子は、外遊びの機会が少なくなっています。
しかし、幼い子どもたちの健やかな成長のためには、体を動かすことが非常に大切なのは言うまでもありません。

のびのび動き回る「運動遊び」は、外ではもちろん、屋内でも工夫次第で楽しめます。
今回はまず、0歳の赤ちゃん向けのオススメ運動遊びをいくつかご紹介しましょう。

 

0歳児の運動機能と運動遊びのねらい

0歳の赤ちゃんは一般的に3~4カ月で首が座ります。そして5~6カ月ころになると寝返りが打てるように。
そして1歳ころまでにおすわり・ハイハイ・つかまり立ち・ひとり歩き、とさまざまな運動能力が身に付きます。
0歳児は成長スピードが速いので、その子に合わせた遊びをさせてあげるのがポイント。徐々に活動量を増やしながら、成長を促す遊びに挑戦させましょう。

 

 

おススメ運動遊び

山のぼり

マットを2枚以上用意します。おうちの場合は布団や座布団、マットレスなどで代用可能です。

まず1枚を丸め、その上にもう1枚のマットを被せて山を作りましょう。
0歳の赤ちゃんでも無理なく登れるように、マットの丸め具合で高さを調節してください。

保育園ではいろんな角度の山をいくつか作ってあげると、個々の成長に合わせて楽しめるでしょう。

 

おひざでドライブ

大人が床や椅子に座った状態で、赤ちゃんの脇を抱えて太ももの上に座らせましょう。
左右にゆっくり倒したり、後ろに倒してまた元の姿勢に戻したりして、くねくね道。大人がひざをゆらしてでこぼこ道。

いろんな動きをすることで、まるで違ったタイプの道をドライブしているような遊びです。

 

プチプチ

エアクッション、いわゆる「プチプチ」は子どもたちの大好きなアイテムです。
軽くて柔らかいので、シートを丸めてセロテープで固定すれば簡単にボールが作れて、掴んだり投げたりして遊べます。

また、シートをただ床に敷いただけでもOK。その上をハイハイや大人と一緒につかまり立ちすれば、プチプチ独特の感触や気泡がつぶれたときの音を楽しむことができます。

 

ボールプール

プールの中にカラフルなビニール製のボールがたくさん入ったボールプールは、ショッピングモールなどでもよく見かける人気遊具です。
全身でボールを感じる刺激が育脳につながったり、ボールを掴むことで指先の発達が促がされたりするでしょう。

おうちでも、ビニールプールに風船をいっぱい入れるなどして代用できます。