育脳は年齢に合わせ、あそびなどを通し脳に刺激を与えるのが良いとされていますが、
脳を活性化させるには、手先が器用な子に育てるのが一番の近道とも言われています。
では、具体的にどのような遊びをするのが良いのかご紹介しますので、家庭での保育の際にも参考にしてみてください。
昔ながらの遊び
折り紙やあやとりは、計画性と記憶力のアップになります。
例えば、折り紙でツルを折りたいとき。完成までの手順が多く先に進むほど折り方が細かくなっていくため、指先の動きが必要になってきます。折り紙が小さくなればなるほど高度も増しますよね。
また、難しい分、もっと上手に作りたいという気持ちが芽生え、どこを直せばもっと仕上がりが綺麗になるのか分析と改善を試む力も育まれます。簡単な折り方のものから始めてみましょう。
あやとりは、出来上がりまでの計画を立て、手順を暗記する力が身につきます。
また、複数人で順番に毛糸をすくっていく遊び方もあり、コミュニケーション力と語彙力のアップにも繋がりますし、順番を待つという対人能力も同時に身につけることができます。
ビーズ遊び
ビーズと聞くとネックレスを作ったりする女の子の遊びというイメージがありますが、水を使ってアイロンの熱で溶かして好きな形やキャラクターを作ることのできるビーズ遊びでしたら、男の子も楽しく遊べます。
ビーズを指でつまみ紐に通したり、図面に合わせてビーズをつまんで完成せていく遊びは、根気と集中力を育むことができます。
慣れてくると作りたいものをよく見て、自分で真似してアレンジするなどの観察力も向上します。
切り絵
折り紙やチラシなどを複数回折りたたんで、好きなように切り込みを入れてから広げて作る、
七夕飾りを作った経験はありませんか?
広げたときの、思いがけない模様が現れた時の感動や発見、ハサミで切り込みを入れているときの緊張感は、
集中力や想像力の向上に繋がります。
また、ここを切ったらどんな模様になるか、折る回数を増やしたらどうなるかなと予想しながら紙を切り、思った通りに出来上がったか検証する問題解決能力を育ててくれます。
ここで紹介した遊びは、低年齢の子どもには難しいかもしれませんが、反対にある程度大きくなってからでも続けられる遊びでもありますので、是非家庭でも積極的に取り入れてみてください。