夏の読み聞かせにおススメの絵本

 

子どもの知育に欠かせないのが、絵本の読み聞かせ

絵本の読み聞かせに力を入れている保育園や幼稚園はたくさんあります。また、ベビーシッターなど子どもをあずかる皆さんにとっても、絵本は定番の子守りアイテム。

今回は、暑いけれど外遊びが楽しい、の季節をテーマにした絵本をご紹介。
おうちでもぜひ、お子さんと夏休みの計画を立てながら絵本を楽しんでみてください。

 

すいかのプール(岩波書店) 作・絵:アンニョン・タル / 訳: 斎藤真理子

大きなすいかがぱかっと割れたら、さあ、すいかのプールのプールびらき。
うきわを持ってでかけよう!

おとなりの国、韓国発のほのぼのストーリー。

まっ赤なすいかを目の前にしたとき、「ここに飛び込んでみたい」と思ったことがある人は少なくないはず。
さくさく足音を立てたり、すいかジュースに飛び込んだり…。
そんな空想の世界を具体的に表現している作品です。

 

こぐまちゃんのみずあそび(こぐま社) 作・絵:わかやま けん

「はなに みずを あげるのは
こぐまちゃんの しごとです
おもしろいね
じょうろに みずが いっぱいだ」

長年にわたって子どもたちに愛される「こぐまちゃん」絵本シリーズの、みずあそびをテーマにした1冊。
子どもの「もっとやりたい」という気持ちを代弁しているような内容で、読んでもらった子は、こぐまちゃんと一緒に水遊びをしているような気持になるでしょう。

 

トマトさん(福音館書店) 作・絵:田中 清代

ある夏の暑い日、まっ赤に熟れたトマトさんが地面に落ちてしまいます。
トマトさんは小川に泳ぎに行きたいと思いました。
でも、体が重たくて転がることができません。
トマトさんは悲しくなって、涙をぽろり。すると…。

なんともいえない、独特な雰囲気のトマトさんの表情が、子どもはもちろん大人をもくぎ付けにします。

 

なつのいちにち(偕成社)  作・絵: はたこうしろう

麦わら帽子に虫取り網。田んぼを通り、神社を抜けて、めざす先はクワガタの森。
初めて一人で虫取りに出掛ける、少年の夏休みの1日を描いた作品です。

夏の強い日差しや草木のにおい、響き渡るセミの鳴き声…パパやママが子どもの頃に体験したかもしれない風景が、いきいきと表現されています。
都会育ちの現代っ子も、この絵本の少年のような夏の思い出ができるといいですね。