日常生活のいろいろなことが自分でできるようになることは、子ども自身はもちろん、それを見守る大人たちにとっても喜びを実感できる瞬間です。
トイレや排せつに関しても、成長を感じられる大きな節目。それだけに、「トイレトレーニング」はご家庭でも保育園でも、生活の一部として取り組むことが大切です。
そんな、トイレトレーニングについて、年齢に応じたポイントなどをご紹介します。
「トイレトレーニング」はいつからはじめる?
一般的には1~2歳でスタートする子が多いようですが、特に決まりはありません。0歳から少しずつ準備することも可能ですし、その子の個性に合わせてはじめましょう。
0歳
0歳児のうちは「トイレトレーニング」というより、おむつを交換したときの違いを感じてもらうのが良いでしょう。
おむつが汚れて不快に感じるとぐずる子もいます。
交換したときに「すっきりしたね」「気持ちよくなったね」などと、新しいおむつが心地よいということを大人が代弁してあげると、この先のトイレトレーニングの心構えにつながるでしょう。
1歳
1歳になったら、まずはトイレというものに興味を持ってもらいましょう。
楽しくトイレを使えるような雰囲気を作ってあげることも大切です。
おむつをしている子も、「しっこ出た」と自分でおしえてくれたら、ぜひ褒めてあげてください。
2歳
ある程度、おしっこを溜めることができるようになります。
2~3時間あいだが開いても、おむつがよごれていなかったら「トイレでおしっこできるかもね!」と、トイレへ誘導してみましょう。
事前に「おしっこしたい」と自分で言えるようになったら、たくさん褒めてあげるのもポイントです。
家庭と保育園の連携が大切
トイレトレーニングは、保護者と保育士、ベビーシッターを利用している場合は、シッター含めた連携が大切です。
いつからスタートするのか、「そろそろかな?」と思ったらお互いに声をかけましょう。
保育士は、今日できたことやトレーニングパンツをどの時間帯で履いていたかなど、園での状況を保護者に報告しましょう。逆に保護者の皆さんも、おむつを履く時間とトレーニグパンツを履く時間を決めて、園に伝えるなど、連携するとトレーニングがスムーズに進みます。着替えを多く持たせるのも忘れずに。
トイレトレーニングは、おうちでも園でも、焦りは禁物です。子どもたちがそれぞれのタイミングでおむつを卒業できるように、楽しい雰囲気で進めましょう。