間もなく訪れる小学校就学に向けて、環境が変わることで子供自身も喜びの半面、不安が出て来る時期です。
子どものやることを親が温かく見守り褒め、愛情を伝えることで子どもに自信をつけさせることができます。
また、幼稚園や保育園では最高学年になり、下の子たちの面倒をみたいという責任感と自覚が芽生え、
協調性も育まれるので、自然とイヤイヤ反抗期も収まっていく傾向にあります。
育脳もこの頃までが勝負になります。
「脳の成長」
幼児期の集大成の時期となるこの頃の脳は、ほぼ大人と同じ大きさくらいまで成長し、その子の性格や好み、感受性などの個性がはっきりと現れてきます。
「小学校就学に向けて」
文字読みだけに留まらず、覚えた文字を書くことにしっかりと繋げ、考える力と同時に基礎学力をしっかり身につけたいですね。
机に向かっての勉強だけでなく、カルタなどのあそびなどで親子のコミュニケーションを取れると良いでしょう。
一つのことをやり遂げる持続力と強い意志を育てるためにも、興味があることには積極的に取り組ませ、やる気と自信を持たせてあげるような環境作りも大切です。
買い物をする時はお金を払う必要があることや、公園や道端にゴミを捨てたりしないことなどの社会のルールも細かく丁寧に教えておきたいですね。
また、この時期に与える本やテレビなどの映像は「心を育む栄養」となるものが良いでしょう。
「心のケア」
この頃の子どもは「小さな社会人」への階段を昇って、一人前の自我意識を持つ立派な人間になろうとしていますが、心が不安定になり扱いが少し難しくなる時期でもあります。
特に6歳になる頃は、幼児期から児童期に少しずつ移る時期でもあり、周囲からの接し方にも多少の変化があります。
そのことで心が不安定になり、今まで自分でできていたことでも、急にうまくいかなくなったりするなどの、
退行現象が見られるケースもありますが、慌てず温かく見守ってあげる心のゆとりも持ち合わせたいですね。
また、大人と同等に話そうと口答えをしたり、屁理屈を言ったりして周囲を困らせることもありますが、反面落ち着きも出てきて頼りにもなります。
きちんと子供の自己主張には耳を傾け、否定せずに同調しながら、子どもからうまく話を引き出してあげることで、子どもの自信を育ててあげましょう。