幼いころにする「運動遊び」は、子どもの基礎体力がついて体を成長させるだけでなく、コミュニケーション力の向上をはじめとする心の成長も促してくれます。
しかし、山や野原、広い公園などが減少し、遊び道具も多様化。
現代っ子は、外遊び時間の減少が問題視されています。
とはいえ、屋外ではもちろん屋内であっても、運動遊びは工夫次第でいつでも楽しむことが可能です。
0歳児に続いて、1歳児向けのオススメ運動遊びをご紹介しましょう。
1歳児の運動機能と運動遊びのねらい
子どもは1歳ころから少しずつ言葉を覚えて、話し始めるようになります。
また、一人で歩きまわることもできるようになるので、より好奇心が旺盛に。ただし、危険な行動についてはまだ理解できないため、新たなことにチャレンジさせるときは大人が見守ってあげましょう。
ほかにも、しゃがむ・かがむ・階段を上り下りするなど、さまざまな動きができるようになってくるので、運動遊びを通して体の使い方や動かし方を学ばせてあげてください。
「やってみたい」という興味を引き出すように、大人がお手本を見せてあげると良いでしょう。
おススメ運動遊び
トンネルくぐり
フラフープやダンボールをトンネルに見立てて、そこをハイハイでくぐらせます。ダンボールの場合、あまり長いトンネルだと怖がる子もいるので、長さはその子に合わせてあげてください。部分的にくり抜いて窓を作るのもおススメ。
道具が用意できる場合はそれを使って、用意できなくても大人自身が足を広げて立てば、子どもたちにとってはそれだけでも立派なトンネル。気軽にできるのがトンネル遊びのメリットです。
ボール運び
たくさんのボールと2つのカゴ(またはダンボールなどの箱)を用意してください。おうちにボールがたくさんない場合は、新聞紙を丸めていくつもボールを作りましょう。
まず、片方のカゴにボールを全部入れておきます。それをもう1つのカゴに運んで入れていく遊びです。
カゴ同士の距離を少しずつ離したり、大人がカゴを持ちながら移動したりなど、アレンジすれば何度も飽きずに遊べます。
色探し
適当な色を大人が子どもに伝えて、子どもが周辺からその色を探すゲーム。公園に出掛けたときなど目についた色をお題にして、子どもに探させましょう。
屋内でやるときはいろんな色の折り紙を床にばらまいて、その中から言われた色を急いで見つけるというのも良いでしょう。さまざまな色を覚えたり、色に興味を持ったりするきっかけになるはず。