冬の読み聞かせにおススメの絵本

おもちのきもち

出典:講談社

 

子どもの知育に欠かせないのが、絵本の読み聞かせ
絵本の読み聞かせの時間を設けている保育園や幼稚園はたくさんあり、ベビーシッターさんたちの子守りでも絵本の読み聞かせは定番です。
今回は、そんな冬の寒い時期にぴったりの絵本をご紹介。
おうちでもぜひ親子でぬくぬく暖まりながら、冬のお話を楽しんでください。

 

14ひきのさむいふゆ(童心社) 作・絵:いわむらかずお

雪の舞う寒い冬。暖かな部屋で、14匹のネズミの家族が、それぞれ何かを作っています。
みんなでおまんじゅうをほおばりながら、ボードゲーム。
そうしているうちに、外は雪がやんで晴れてきました。ネズミたちは、真っ白な森へそり遊びへ…。

ロングセラー絵本「14ひきシリーズ」の第4作目。自然とともに生きる、ネズミの家族の姿があたたかく描かれたお話です。

 

てぶくろ(福音館書店) 作:(ウクライナ民話)/絵:エウゲーニー・M・ラチョフ/訳:内田莉莎子

このお話は、ウクライナ民話が基になっている絵本です。日本でも1965年に内田莉莎子さんによる翻訳版が発売されて以降、現在に至るまで長く子どもたちから愛されている傑作。

ある日、おじいさんが森の中で手袋を落としてしまうところから、ストーリーが始まります。雪の上の手袋を見つけたネズミは、その中を住処にすることに。
そこへカエルやウサギ、キツネが次々に「ぼくも入れて」「わたしも入れて」と、仲間入り。手袋が今にもはじけそうになったころ、最後に大きなクマまでがやって来ます。
そこへ、おじいさんが手袋を探しに戻って来て…。

 

かさじぞう(福音館書店) 再話:瀬田貞二/絵:赤羽末吉

ウクライナの次は、日本の民話を。

あるところに、編み笠を作って暮らしているじいさんがいました。ある日、5つの笠を持って出掛けましたが売れ行きはさっぱり。日が暮れて雪も降ってきたので、諦めて家に帰ることに。
その途中、お地蔵さまに雪が積もっているのを見たじいさんは、持っていた笠を全部かぶせてあげました。翌朝、そり引きの音が聞こえて…。

「スーホの白い馬」でも知られる絵本画家、赤羽末吉が挿絵を描いた第一作目の絵本です。

 

おもちのきもち(講談社) 作・絵:かがくいひろし

おもちにも心があったら、どんな気持ちだと思いますか?そんなユニークな発想のユーモア絵本です。

お正月の鏡もち。ほかのもちと違って大切に飾られるまでは良いのですが、いつ食べられるかわからない恐怖が常につきまといます。
そうなる前にと、逃げ出した鏡もちがいました。足をタコのように伸ばして遠くまで走ります。
やがて、疲れてお腹が空いた鏡もち。人間が美味しそうにもちを食べていたのを思い出し、自分の体を食べはじめて…。

最後まで目が離せない、奇想天外なストーリーは子どもたちに大人気です。