自分の気持ちを言葉で表せるようになり、コミュニケーションがグッと増える3歳。
脳の働きが、右脳優位だった時代から左脳へと移行し、脳も完成へと近づいていきます。
脳が完全にでき上がってしまうと、その後どんなに脳に働きかけても吸収できなくなってしまうので、
育脳教育も重要な時期を迎えます。
また、これまでの「ただ教え記憶させる」から自分で考える力が急激に伸び、自己主張が強くなる頃ですので、
本人のやる気を大切に接するようにしましょう。
「思考の始まり」
理解できる言葉が増えるので、一緒に歌いながらスキンシップを取ったり、
絵本の読み聞かせでは主人公の気持ちを考えさせてみるなどして、様々な感性をどんどん伸ばしていきましょう。
「考える遊び」をさせればさせるほど、「考える能力」も高く育ちます。
「自立していく」
ますます好奇心旺盛になり、何をするにも自分でやりたがるようになります。
この自己主張という成長を反抗と捉えず子どもの成長と喜び、親から離れていくことを優しい気持ちで手助けしてあげましょう。
特に母親の愛情が十分に伝わることで、子どもは安心して自立をしていきます。
いつもべったりだった我が子が離れていくことは、時にはさみしい気持ちになることもあると思いますが、
温かく見守る姿勢が大切です。
「家庭でもできるオススメ保育」
この頃の子どもは、パズルやプリントをやるのが大好きです。
小さいうちからプリントを続けることは、自然と机に向かう習慣を身につけることに繋がります。
思考の楽しさを伝えることのできるプリント学習は、考えて答えを出すという力が養われますし、何よりも今から始めておくことで、就学後の勉強がグッと楽になるはずです。
また、手先を使うような細やかな技能がさらに発達する時期でもあります。
ハサミを使う工作や、靴紐を結ぶ、洋服のボタンをかける、
折り紙をするなどの、指先を使い小さな技能を身につける環境を整えてあげましょう。
応用あそびも楽しくなる頃ですので、旗揚げ遊びや数を取り入れた遊び、
丸や三角四角の形を知る遊びなどで、コミュニケーションをたくさん取りたいですね。