ほっこりするだけじゃない!木のおもちゃの効果

 

はじめに

皆さんは『木育』という言葉を耳にしたことはありますか?

『木育』は子どもの頃から木を身近なものとしてとらえ、人と、木や森との関わりを主体的に考えられる豊かな心を育むこと。
幼い子が木のおもちゃに触れても、そこまで深い感情は抱けないかもしれません。しかし、木が育った場所が気になったり、誰がこのおもちゃを作っているのか想像したりなど、木の文化に近づくきっかけにはなりえます。

木のおもちゃは手作りのものが多く、高価なイメージをお持ちの方も多いでしょう。ですが、木のおもちゃに期待できる知育効果を知れば、きっと皆さんもわが子に与えたいと思うはず。

今回は、ほっこりするだけじゃない、木のおもちゃが持つ知育効果をご紹介していきます。

 

木のおもちゃが持つ効果とは?

①想像力の発達に役立つ

木のおもちゃのほとんどは、デザインがシンプル

代表的な木のおもちゃといえば積み木ですが、これも形が丸かったり三角だったり四角だったりするだけです。
また、名前は『積み木』ですが、必ずしも積んでいくことだけが遊び方とは限りません。楽器のように音を鳴らしてもいいですし、転がしてその動きを観察することも立派な遊びです。

つまり、シンプルなデザインだからこそ遊びの幅が広がり、子どもの想像力を刺激する…これが木のおもちゃの魅力と言えるでしょう。

②五感を刺激し、集中力を高める

プラスチックなどのおもちゃと比較すると、木のおもちゃには温もりを感じる人が多いでしょう。
デザインがシンプルというのも理由のひとつかもしれませんが、木そのものの特性がそう感じさせるせいでもあります。

当たり前ですが、木は生きもの。細胞から出来ているので多くの空気が含まれています。
そのため、木のおもちゃは断熱性や保温性に優れているのが特性です。特に温度変化に敏感な乳幼児の場合、触れた時に人肌に近い温かみのあるおもちゃで遊ぶことは心地よく、好奇心や興味を妨げずに長く遊ぶことができるため、集中力が育まれると言われているのです。

③ものを大切にすることを学ぶ

木のおもちゃには、職人が手間と時間をかけて作っているものが多くあります。

誰かが作ったものに触れることで、温もりを感じ、大切に扱おうという気持ちが芽生えるきっかけに。「飽きたら遊ばない」「壊れたらすぐ買い換える」ではなく、大切に長く使うことを学ばせてくれるでしょう。

 

最後に

いかがでしたでしょうか?木のおもちゃには、子どもの心身が健康的に成長する、高い知育効果があることがお分かりいただけたでしょう。

魅力の詰まった木のおもちゃは、近年いろいろなものが販売されています。
わが子にどんなものを与えようか、考えるだけでワクワクしますよね。

お子さんと一緒にお店に行って、興味を示したものを購入するのもおススメ。
親子で温もりを感じる木のおもちゃで遊んでみてはいかがですか?