2歳児におすすめのしかけ絵本

●はじめに

しかけ絵本に秘められた知育効果を皆さんはご存知でしょうか?子どもは、指先を使うことで脳に適度な刺激を与え、知的に発達していきます。これはまさに仕掛け絵本のひらく、つまむ、ひっぱる、めくる、とじると言う動作が全て詰め込まれており、子どもの知育に最適であると言えます。また、お母さんに読み聞かせてもらうだけでなく、子ども自身も指先を動かしながら楽しめる、自分で触って楽しめるところが子どもの積極性や自発性を高めてくれます。また、何よりの仕掛け絵本の醍醐味といえば、開いたときの『驚き』と『感動』があることです。その積み重ねが人間の脳を活性化させると言われており、子どもの大切な成長時期にたくさんの感動や感性を刺激してくれる要素が詰まっているといえます。また、しかけ絵本のもう一つの良いところは、作りが凝ってるために、デリケートなところです。せっかく買い与えてあげても、目を離して気づいたらビリビリに破れ、仕掛けが残念なことに…と言う経験があるのではないでしょうか?しかしそれも、ものを大切に扱うことを教える機会にもなります。今回はそんな知育効果の高いしかけ絵本の中でも2歳児に触れて欲しいものをいくつかご紹介していきます。

●2歳児にぴったりのしかけ絵本

Ⅰ.『サンタさん どこにいるの?』

赤ちゃんでも安全なボードブックタイプのしかけ絵本です。タイトルにもあるように、「サンタさんどこにいるの?」の問いかけに、上や横からサンタさんがひょっこり現れるしかけで、どこから出てくるのかを想像するたけでとても面白い一冊です。

Ⅱ.『ブルブルブルドーザー』

こちらは特に男の子に喜ばれる一冊です。車は幼い男の子いとって永遠の憧れですよね。この絵本は、しかけを動かすと工事の車が動きだすので、小さな子どもが喜ぶしかけがたっぷり詰まっています。働く車のしかけ絵本で、上下の動作はもちろん、その車の特性に沿って回転もするので、その躍動感や動きのユニークさは多くの子どもが夢中になってくれるでしょう。

Ⅲ.『かわいいもりのおんがくたい』

こちらはもりの音楽隊の発表会の日に起こる出来事を描いた一冊です。森に住む動物たちが様々な楽器を奏でるお話です。しかけのつまみを引くと、色々な楽器の音が流れて、最後にはアンサンブルを奏でるシーンが子どもの驚きや感動の表情を引き出してくれるでしょう。

●最後に

今回は2歳児に特化したしかけ絵本を3冊ご紹介しました。どの絵本も、2歳の子どもにぜひ触れて欲しい絵本になっており、今後の成長に欠かせない力を養う手助けになってくれるでしょう。日々の生活の中で、読み聞かせを習慣化すれば、しかけ絵本はより多くのことを学ばせてくれます。ただ絵本を読むよりも指先の感覚や想像力を養ってくれる、知育、育脳効果も期待できるので、ぜひ読み手の大人も楽しんでコミュニケーションを図りながら読み聞かせしてみてくださいね。