●はじめに
子どもの感受性を育むには、ページをめくると立体化するアートやからくりなど、さまざまな趣向を凝らしたしかけ絵本や飛びだす絵本はいかがでしょうか?
子どもへの日々の読み聞かせにはもちろん、しかけ絵本はプレゼントや出産祝いとしても人気です。また、最近はワクワクするようなしかけ絵本だけでなく、ストーリー性のあるものも増えてきています。その面白さは子どもだけでなく、大人をも魅了し、注目を集めています。
一方で、『0歳児に絵本の読み聞かせは早いのではないか?』と思われがちですがそんなことはありません。世界中の研究者たちの研究結果によると、諸説ありますが、一般的に子どもは生後6ヶ月~7ケ月頃に絵本に関心を持つようになるといわれているそうです。ですので、絵本の内容までは理解はできませんが、手触りが面白く楽しかったり、イラストがカラフルで目を惹く色合いだったりすると、声を出したり笑顔で喜んでくれます。
このことから、幼い0歳児には色みが華やかでカラフルではっきりしているものや、手で触って楽しめたりするようなしかけ絵本が良いでしょう。
そして、0歳児は自分の手の届くところにあるものは何でも口に入れてしまう時期でもあるので、しかけ絵本でも布のものが安心かもしれません。
今回は、0歳児に最適なしかけ絵本をご紹介していきます。
●0歳児に最適なしかけ絵本
Ⅰ.『あおいよるのゆめ』
あおいよるのゆめは子どもの小さな指でも動かしやすい、スライド式のしかけが付いている絵本です。夜空に星が現れたり、チューリップの花が咲いたり、大人も惹きつけれる美しいしかけや表現が特徴的な一冊になっています。言葉遣いも綺麗で優しいのでリラックスした穏やかな気持ちになれる一冊になっています。一緒にしかけを動かしながら楽しんだり、美しい言葉選びを大切にしたい方におすすめです。
Ⅱ.『おふろだいすき』
おふろ大好きな男の子、まこちゃんが登場人物です。いつものおふろの底から次々にペンギンやカメ、オットセイが出てきておふろもどんどん広がっちゃういます。読み手の大人も、こっそりおふろの底をじーっと眺めては、もしかしたら、、、?と期待したくなってしまう絵本です。
Ⅲ.『ぷれいぶっく』
光と色、音、かたち、素材の手ざわりなどのしかけによって、幼い子どもの視覚・聴覚・認識力・触覚・情緒をさまざまな角度から刺激してくれるしかけ絵本となっています。カラフルで色鮮やかなイラストも魅力的ですので、親子で一緒に楽しむことのできる一冊となっています。
●最後に
いかがでしたでしょうか?どれも子どもの感性を刺激する素敵なものばかりでした。絵本から生み出される知育効果、育脳効果は計り知れません。毎日寝る前や隙間時間で行うことができる読み聞かせを幼い頃から習慣づけることで、よりその効果が発揮されることでしょう。今回ご紹介したおすすめ絵本を参考に、子どもと楽しく読みきかせの時間を過ごしてみませんか?