●はじめに
子育ての経験があるお父さんやお母さんなら、寝かしつけは毎日のこと。当たり前の寝かしつけが、実はとても大変、悩みの一つと感じている方も多いのではないでしょうか?『沢山遊んで疲れているはずなのに、なかなかお昼寝をしてくれない。』と苦戦している大人も少なくないのです。子どもが寝てくれないからイライラしてしまうということもあるでしょう。今回は、子どもも大人も気持ちよくお昼寝の時間を過ごすために効果的な『音楽』をご紹介します。
●お昼寝をしない原因は?
子どもがお昼寝をしないのには理由があります。それは子どもは『疲れたから寝る』のではなく、『リラックスできたときに寝る』ということです。
子どもは沢山遊びたがりますし、眠いという自覚もあまりありません。楽しすぎたり疲れすぎて興奮状態が続くと、脳の交感神経の活動が活発になり余計に眠れなくなります。
ですので、自然とリラックスができる環境づくりが大切と言えます。
●子どもの寝かしつけにぴったりのおすすめの音楽
【ショパンの子守唄】
ピアノの詩人と呼ばれたショパンによる、繊細で落ち着いた曲調の子守唄です。曲調の大きな変化がないので、子どもも追いついてお昼寝ができるはずです。他にもクラシックの子守歌の中では、『シューベルトの子守歌』や『ブラームスの子守歌』などが有名なので、同じ曲に飽きたら是非聴かせてあげて下さい。
【ねんねんころりよ】
こちらの一曲は、江戸子守唄とも言われている、日本では代表的な子守唄です。誰もが一度は聴いたことのある一曲ではないでしょうか。落ち着いたテンポの曲なので、子どももスムーズに眠りにつくことができるでしょう。何を聴かせるか迷ったらまずはこれをおすすめします。
【赤とんぼ】
赤とんぼは昔から多くの人に親しまれている音楽で、山田耕筰氏が作曲をしています。夕方の落ち着いた雰囲気が浮かぶ、メロディーもゆったりとしているので、寝かしつけにぴったりの一曲です。
●最後に
皆さんはどんな音楽を子どもに聴かせたいと思いましたか?音楽は子どもがリラックスして、自然とお昼寝ができる環境を整えてあげることのできる大きな手助けになると言うことが分かったのではないかと思います。併せて、音楽を聴かせてあげることで、知育の発達と今後の教育に欠かせない五感である『聴力』や『言語』の発達を促してくれるでしょう。音やリズムは『聴力』を、子守唄などの歌詞は『言語』の力を伸ばしてくれます。お父さんやお母さんも疲れた時は、『音楽』の力を借りて少しリラックスしながら育児をしてみませんか?
きっと、肩の荷を少し下ろして穏やかな気持ちで育児を楽しませてくれるはずです。